ストレスは体や肌に大きな悪影響を与えるので、出来れば溜めたくないですよね。
顔のたるみ、ニキビ、肌の乾燥などもストレスの仕業です。
前回は、ストレスが与える悪影響についてお話ししました。
今回は、ストレスを上手に解消する方法についてお話ししますね。
ぜひ、参考にしてみてください。
ストレスは「嫌なこと」というイメージが強いですが、必ずしもそうではないんですよ。
「気持ちが高まること」のすべてをストレスと言います。
例えば、好きな人と付き合えたり、欲しかった服を買ったときなどのうれしい体験でも、体はストレス反応を起こすことがあります。
眠れなかったり、肌あれを起こすこともあるんですよ。
結婚、引っ越し、休暇などの大きな変化は、大体ストレス症状を起こす可能性があります。
ストレス解消法として、思いっきりカラオケで歌う、ショッピングをするなどの発散法を選ぶ人がたくさんいますが、ここで少し科学的に考えてみましょう。
ストレス症状は、交感神経の緊張を解くことが重要なので、少しでもリラックスする時間をつくることが大切なんです。
好きなことをすることも、気が張ってストレスになってしまうといけないので、何もしないでぼーっとするのが一番効果的なんですよ。
帰宅したら洗濯物の取り込みや、夕食作り、片付けなどに追われて、「もうこんな時間だから寝なくちゃ」というような生活が一番危険です。
5分、10分でもいいので何も考えずにぼーっとする時間をつくったり、腹式呼吸やゆっくりストレッチなどをしてからベッドに入るといいですよ。
ぬるめ(40度以下)のお風呂で、半身浴をするのもオススメです。
デットクス作用のあるエプソムソルトや、好きな香りのアロマオイルを少し入れると、とてもリラックスできますよ。
観葉植物や好きなオブジェなどを、お風呂場に置くことも癒し効果があります。
休日などで時間があるときは、運動をするのも良いですよ。
オススメは、リズム運動。
もっとも簡単なのは、噛むことです。
ガムをかむ行為でも、20分ほど続けていると、セロトニンの分泌が高くなり、気持ちが明るくなってきます。
運動では、ウォーキングや軽いジョギング、自転車こぎが効果的です。
リズム運動には、効果的な運動継続時間があります。
どの運動も、始めて5分後くらいからセロトニンの分泌が高くなり、20~30分でピークに達します。
30分以上運動を続けて、疲れたと感じるくらいしてしまうと、セロトニンはあまり分泌されなくなってしまうんです。
あなたが楽しいと感じない、または激しく動きまわる運動もセロトニン効果はありません。
運動を始めると、つい長時間やってしまいがちですが、気持ちを明るくする運動は楽しみながら、できたら毎日20~30分間すると効果的ですよ。
運動をする時間帯は、セロトニンが活性化しやすい太陽の光が出ている朝や昼間がオススメです。
※リズム運動はだらだらとやっても効果が出ないので、集中してやることがポイントです。
カフェインやたばこは、交感神経を興奮させてストレス症状を悪化させます。
またアルコールも、体内で分解されるときに覚醒作用を現すので、頻繁に飲むことはあまりオススメできません。
アルコールを習慣的に飲むと、ストレス解消のつもりが、かえって不眠症になってしまうんです。
お酒は楽しく飲むものなので、イライラするときや眠れないからといって、頻繁に口にしてしまうと、アルコール依存症になってしまうので注意してくださいね。
ストレスの原因のもとは、仕事や家庭内のことなど、自分ではどうにもならないことが多いもの。
同じような状況にあっても、ひどくストレスを溜め込んでしまう人と、そうでない人がいます。
ストレスの蓄積度は、あなたの受け止め方次第でかなり変わってきます。
なので、ストレスフルにならないためにも、リラックスしてあなたの中の張りつめたものを解きほぐすことが大切ですよ。